2011年4月25日月曜日

退職給付に関する会計基準(ED)のメモ2 【未認識債務のBS即時認識】

今回改正の主要項目の1つ。
未認識債務(未認識数理計算上の差異・未認識過去勤務債務等)をB/.S上即時認識する。
「即時認識したからといってP/L上の影響があるわけではない。」
というのが要点だろうか。

【設例】
期末退職給付引当金100
未認識債務      150
税率           40%
◆仕訳
初年度
①従来債務の科目振替
  退職給付引当金     100  / 退職給付に係る負債 100
②未認識債務の即時認識税効果込み
  繰延税金資産             60  / 退職給付に係る負債 150
  退職給付に係る調整額   90  
  ※ 退職給付に係る調整額は、その他包括利益(いわゆるOCI)
次年度以降
③PLにおいて未認識債務を従来どおり償却(リサイクルあり)

0 件のコメント:

コメントを投稿